<インフル>初の純国産治療薬、「タミフル耐性」に効果(毎日新聞)

 国が承認審査を進めている初の純国産インフルエンザ治療薬「CS−8958」(一般名・ラニナミビル)がタミフル耐性ウイルスに効果があることを、けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫・小児科部長らが確かめた。米国微生物学会誌(電子版)に掲載された。

 菅谷部長らは08〜09年、患者184人を分けてラニナミビルとタミフルを投与。同シーズンはAソ連型(H1N1型)でタミフル耐性ウイルスが流行し、試験した患者でも約95%が感染した。すると、ラニナミビルを投与した患者はタミフルを投与した患者より平均60時間以上早く回復した。一方、タミフル耐性でなかったA香港型(H3N2型)やB型に感染した患者の治療効果に差はなかった。

 ラニナミビルはリレンザと同じ吸引式で1回の服用で済む。これまでの試験でA型、B型の季節性ウイルス、さらに新型(H1N1型)、強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に対する効果も確認されている。

 菅谷部長は「来シーズンまでにはラニナミビルが承認され、新型のウイルスがタミフル耐性になっても効果が期待できる」と話している。【関東晋慈】

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