<菅副総理>「成長戦略を推進」を表明へ 経済演説(毎日新聞)

 菅直人副総理兼財務・経済財政担当相は29日午後の衆参本会議で、財政演説と経済演説を行う。財政演説では「景気回復を確実なものにするため、09年度第2次補正予算と、10年度予算を一体として切れ目なく執行する」との姿勢を示す。経済演説では「成長戦略を推進し、財政健全化を図るための具体策を明確にする」方針を表明する。

 財政演説では、子ども手当などを盛り込んだ10年度予算を「国民生活に安心と活力をもたらす施策を充実させた『いのちを守る予算』」と位置づけ、「資源配分を大胆に見直し、予算の全面的な組み替えを行った」ことを強調する。

 また特別会計などを含む予算の見直しを進めるとともに、財政健全化の道筋を示すことを明言する。

 経済演説では、日本経済は「依然厳しい状況」にあり、「今年、GDP(国内総生産)2位の地位を中国に譲る」可能性に言及。日本は「環境をはじめ世界に誇りうる『強み』を持っている」として、「今年を日本経済の大きな『節目』の年にしなければならない」と訴える。

 当面の課題については「雇用を確保しつつ、確実な景気回復とデフレの克服を図ること」と指摘。日銀に対し「適切かつ機動的な金融政策によって経済を下支えするよう期待する」と協力を求める。【平地修、秋本裕子】

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